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MATSURI

恒例、“おすわさま”の春の例祭に参加した。
今年は白丁の役を仰せつかった。
神社に着くと同級生が声をかける。
豆腐屋と中華そば屋と広告屋という幼馴じみ3人で記念撮影。
神輿を担いで町の端から端までの行列は、慣れない藁草履が脚の指を執拗に刺激する。
帰って来ると祝詞、獅子の舞いに巫女の舞い、おまけに来賓の挨拶…

SHISHIMAI

数年前まで獅子の中に入っていた息子も町を出た。
過疎と少子化のせいだろうか、獅子の中から女の子が出てきた。
今年は簡素化して時短したと神主が得意げに言う。
田舎祭の暗い未来を憂い、永い一日を端っこに隠れて缶ビールで酔う。

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