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天使と悪魔

konagi

今日も朝から田圃の除草。
無農薬ならではの作業は、周囲の近代化学農法の方々には奇異に映っているに違いない。
熊手やレーキでゴシゴシと土を掻いて草を浮かせる。
ほっておけば田一面を覆い尽くし栄養分を吸い取ってしまう厄介なやつだ。
こいつ、コナギが生えるほどの田の米は旨いと昔の人は言うが、
このシルエットは僕には悪魔にしか見えない。
昨日は我々の田圃からヒエの種が流れて来ると苦情を受けた。
これも無農薬ならではの風評被害というやつか。

午後からは日差しも強くなってきたので涼しいところへ。
神が創り賜うた傑作は天使にさえ見えてくる。
“業尽有情は放つともかつて生きず、人身に仏果を得よ”
今夜は岩魚の骨酒で心身をねぎらう。

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