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魚を食え

1964年、自分は生まれた。
この年、Cassius Clayは世界チャンピオンになった。その瞬間をとらえたこの写真が大好きだ。
フォアマンがチャンピオンに返り咲いた時のインタビュー、
アリに魚を食うよう言われて勝てたと語った。こういった話は何よりも好きだ。
ファイティング原田、斎藤清作、輪島功一、ガッツ石松、具志堅用高、みんな強かったなぁ。
グレートゼブラ、アントニオ猪木、大木金太郎、ボボ・ブラジルから橋本真也に至るまで。
沢村忠の真空飛び膝蹴りは目に焼き付いて離れない。
子供ながらにも大山倍達に憧れた。
思えば自分の格闘技愛は生まれた時から始まっていたかとさえ思う。
かといって年末に格闘技番組を観るような不謹慎な人間にはなれないし、
親父や叔父さんに引率されてリングに上がるようなお坊ちゃんのボクシングにも興味ない。
パッキャオが引退し、アリが逝ってしまった今、
遂に愛の火は消えた。

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