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ヴェスパー

とある山中の温泉地にある、とあるJazz Barにて。
いつものようにBeerを飲み散らかし、Bowmoreをロックで。
「Masterきついのをひとつ」
出てきたのはレモンピールの沈んだ怪しげなCocktail。
「今の007のやつです」
これがVesperのMatiniか。甘くない。一口で危ないやつだとわかった。
それにしてもなぜ僕の007好きがバレたのか、
生ハムを削ぐママへの眼差しが女好きに見えたか。
全てお見通しとでも言わんばかりにMasterが微笑む。

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