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男の世界

design

棚の奥から出てきた丹頂のヘアリキッド。揮発した様子もなく、蓋を回すと新品の香り。大林宣彦氏が手がけたCM映像とBGM”男の世界”、チャールズ・ブロンソンの「ん～マンダム」の決め台詞が甦る。力強い書体と無骨な男の横顔がトレードマーク。実に男らしいデザイン。この感覚が通用していたあの時代は、少しは健全な社会だったような気がする。全ては広告業界の罪か、社会の要望か、どちらにせよ失ったものは戻らないが、今でもこのまま販売されているということはうれしい。

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