0

STAR WARS

小学校の頃、テレビで映画を観るのが好きだった。 お気に入りは植木等をはじめクレイジーキャッツとその周辺の面々。 馬鹿馬鹿しくも泣けて笑える人間ドラマが好きだった。 そして少6の時に観たアメリカ映画“EASY RIDER”と“荒野の七人”に衝撃をおぼえた。 この頃すでに今の自分の下地ができつつあったのだろうか。 (その後、卒業制作の題材には西部劇を選んだ。就職してからは収入のほとんどをバイクにつぎ込んだ。)
中学時代にはすっかり映画青年になっていた。 そんな時に公開されたのが“STAR WARS”。夢中になった。 もともとハヤカワSF文庫を読み漁る古典SFの大ファンだった。 幼い頃から精神世界に足を踏み入れていたこともありフォースは身近なものだった。 しかし、新作が公開される毎に幼稚化して僕の心は離れ、 世間の熱狂が陳腐なものに写っていた。
そしていよいよ今回、躊躇もしたが、やや否定的な目で観覧することにした。 胸のすく活劇は薄れたものの、溢れんばかりに錯綜するヒューマニズム。 これを待ってた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です