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Cajon

毎日大量に出るゴミを見る度に胸が痛む。
この時代においてゴミを出さないという生活は窮屈でならない。ならばゴミをゴミにしないという手もある。
直せるものは修理して使おうと、わざわざ壊れたギターを買ってきて再生したり(笑
お気に入りだった錆びて塗装の剥げた眼鏡フレームを復活させたり…
残念ながら新調するより高くついてしまうのが現実だが、とりあえず環境に負荷はかけまい。
今日は廃棄されるところを救出した大型の段ボール箱を眺めて考えた。
そこで以前から木で自作しようと思っていた、“カホーン”(箱の上に座って叩く南米の楽器)を試作してみた。
設計図は頭の中で描き、いきなりカッターと定規でカットして木工用ボンドで完成という手軽さ。
とはいえ本体は波目を交互に二枚合わせとし継ぎ目にも工夫を凝らして強度を上げた。
おそるおそる跨がってみたが問題無し。丈夫なうえに軽いという段ボールの特長も活きている。
300×300×450というミディアムサイズながら、打面には切れたギター弦のスナッピー付きという本格リサイクル仕様。
木製のようなサステインは無いものの、思ったよりユニークな音が出て満足。
普段はスツール、くずカゴ、でんじろう式空気砲としても使えるか。

この御嶽山のように自分の心も沸々と静かに白い煙を吐いているのだ。

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